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第124回 日商簿記検定試験

『講評・模範解答(予想配点箇所を含む)』

解説は3月3日より順次公開します。

2級】 【3級

「本講評・模範解答(予想配点箇所を含む)・解説は、東京CPA会計学院・CPAビジネスゼミナールの講師陣並びにスタッフが作成したものであり、模範解答並びに予測配点箇所について、日本商工会議所における実際の解答並びに配点箇所との整合性を当校は何ら保証致しかねます。」

Adobe Reader のダウンロード※解答・解説は、PDFファイルとなっております。こちらのWEBサイトより Adobe Reader のダウンロードをお願い致します。


 

2級

日商簿記検定2級講座 講 師 加藤 大吾


〔解答: 商業簿記(第1問〜第3問)工業簿記(第4問〜第5問)
〔解説: 商業簿記(第1問〜第3問)工業簿記(第4問〜第5問)

【講評】
 受験生の皆様、お疲れ様でした。
今回の出題のレベルとしては、平均的なレベルの出題でした。

■出題の特徴
〔第1問〕
 基本的な仕訳を問うていますが、計算量が若干ある問題でした。


〔第2問〕
 特殊仕訳帳に関する問題です。各帳簿間の関係と二重仕訳の意味を理解しているかどうかがポイントです。


〔第3問〕
 精算表の作成に関する問題です。未処理事項及び決算整理事項も一般的な項目ですが、若干項目が多いのでケアレスミスをしないように順次解答できるかがポイントです。


〔第4問〕
 労務費に関する問題です。直接労務費・間接労務費の区分と消費額(予定配賦額・実際消費額)を適切に理解しているかをがポイントです。


〔第5問〕
 直接原価計算・CVP分析に関する問題です。特に難しい点はありませんので、ぜひ完答したい問題です。

■合格点をとるポイント
第124回の検定試験で合格点をとるためには、〔第1問〕で12点(3問)以上、〔第2問〕で14点以上、〔第3問〕で12点以上、〔第4問〕で16点以上、〔第5問〕で16点以上を取る必要があると思います。

■アドバイス
 商業簿記については、棚卸資産の評価、繰延資産、社債、株式会社会計などで、計算方法や勘定科目が変更になった点について、出題が予想されますので、正確な知識をインプットする必要があります。
 また、最近の傾向として「過去問に類似した出題傾向」と「過去問には見られない新しい傾向」の両方の傾向が見られますので、単に暗記するような勉強ではなく、「なぜ、こうなるのか?」と常に念頭に置きながら、理解を中心にするような勉強が必要になると思われます。
 工業簿記についても、標準原価計算・CVP分析・直接原価計算等の出題が最近目立ってますので、全体像をイメージしながら、その他の論点についても過去の出題傾向を参考にして網羅的に対策する必要があります。

 

3級

日商簿記検定3級講座 講 師 土居 久豊


解答〕 〔解説

【講評】
 受験生の皆様、お疲れ様でした。
 今回の試験の全体を通じた出題量及び難度のバランスは、例年通りといった感想を持っています。
 以下、設問毎の講評を述べます。

■出題の特徴
〔第1問〕仕訳
 全ての設問が比較的に出題率が高い項目かつ、例年より問題文の記述が平易であったため、正答を得やすい問題だと思います。

〔第2問〕小口現金出納帳に基づく仕訳の推定
 小口現金出納帳の記入は出題率が高いため多くの方が対策済みであったと思いますが、定額資金前渡法に基づく処理の流れを仕訳で問う点に目新しさを感じます。
 若干戸惑われた方が多い設問であったかと思います。

〔第3問〕残高試算表作成
 頻出の残高試算表作成問題です。前期末からの損益項目の再振替処理に気をつけ、集計ミスに留意しながら落ち着いて解答を進めることで高得点が得られると思います。

〔第4問〕費用の見越しにかかる勘定記入
 費用の繰り延べに関して、前期、当期、次期のつながりを理解していたかがPOINTです。
 また、英米式決算における勘定記入について開始記入及び繰越記入の際に、摘要欄は「前期繰越」及び「次期繰越」と記すことに留意が必要です。

〔第5問〕財務諸表の作成
 第120回(平成20年11月施行)の類題です。決算整理事項等の処理は、通常の精算表の作成と変わりません。
 但し、各勘定を損益計算書並びに貸借対照表に表示する際に、決算整理事項等を各勘定に正確に反映することが出来たか否かがポイントです。

■各設問の合格点の目安と合格率
 今回の本試験で合格点を得るために必要な各設問の得点の目安は、第1問で12点、第2問で6点、第3問で24点、第4問で4点、第5問で24点とします。
また、合格率は、例年との比較から30%を超える程度と予測します。

■アドバイス
 簿記検定の合格には出題形式への対策が必要となることは確かです。ただし、単に過去問を繰り返し解き、解き方を丸暗記する様な学習は、避けていただきたいと思います。
「なぜ、この様な仕訳を行うか?」
その意味を適切に把握する丁寧な学習をお勧めいたします。
 これは、出題形式が柔軟に変化する上位の級あるいは税理士・公認会計士試験においては、処理の裏付けを理解していない解法の暗記型学習では対応できません。
なにより、それでは実務力が身に付かない点をもっとも危惧します。
ぜひ、若干遠回りと感じる事があっても、常に「なぜ、どうして?」という疑問を持ちそれをしっかりと解決する丁寧な学習方法をお勧めします。

 

 

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