簿 記 論
主任講師:千葉 光洋
本試験講評
 受験生の皆様、本試験おつかれさまでした。
 本年度の簿記論は、得点しやすい箇所とそうでない箇所が、ある程度はっきりしていた問題であったと思います。第三問は過去の問題形式とほぼ同様ですが、資料が別紙の形で与えられており、注意が必要になってきます。
 また、金額の桁数が多く、ケアレスミスを誘発しやすいといえます。以下、問題についてポイントを列挙していきたいと思います。

第一問
 本支店会計に関する問題です。複数支店を有し、かつ、分散計算制度を採用しており、本支店間の商品売買に関しては少々難しいと思います(時間との兼ね合いで)。
 ただ、問題で指定されている箇所には容易に解答できるものもあり、要領よく解答していくことが重要になってきます。
第二問
 第二問は個別問題です。簿記の処理を問う問題というよりも、金額自体の関連性を利用した問題が散見されました。総記法と三分割法の関係を問う問題は是非とも正答すべき問題です。
第三問
 財務諸表を作成する問題ですが、指定した箇所のみを答える問題です。
第三問に関してはここ数年、ある程度問題の形式が固定されていますが、今回は資料が別紙の形式で与えられており、問題に取り組む上での資料の活用方法についても注意が必要でした。
 また、問題を解く上での指示がきちんと明記されているので、よく読んで解答することが重要です。また、金額の桁数も多いので、ケアレスミスに気をつけましょう。
 どこから取り組むかで点数に差が生じてくると思われます。

今後に向けて
 最近の簿記論の出題はバラエティに富んでおり、新しい基準からの出題もあれば伝統的な論点からの出題もあり、幅広い理解が必要になっています。
もちろん、それらの知識を理解しておくことも重要ですが、制限時間内に得点するためには、どこから取り組むかが重要です。
 そのためには基本的な項目を正確に解答する力が重要になってきます。基礎力の充実に力を入れて下さい。

合格ボーダー
 第一問:11点〜13点  第二問:11点〜13点  第三問:28点〜31点  合計:50点〜57点

解答 -  解説 -



※ 掲載内容は、専門学校 東京CPA会計学院・CPA税理士ゼミナールが独自に作成したものであり、実際の解答との適合を保証致しかねます。また、掲載内容は平成22年8月5日現在のものであり、今後予告なく変更を行う場合もございます。なお、掲載内容を利用したことによりいかなる損害が生じたとしても、当校は一切補償を行いません。以上の事項を予めご承認の上、ご利用下さい。